33.第二回弁論、のその前に一旦まとめ(^^)


さて、第二回弁論に臨むわけですが、弁論の書面の準備や解説で結構複雑になってきましたので、ここで一度整理しておきます。
(よくわからなくなったというご意見を頂いたもので。すみません(^^;。

ここまでの流れをまとめますと、
まずこの連載当初、大家を私が訴えました。
私→原告
大家→被告

そして私が勝訴して、大家が今度は弁護士を立てて控訴しました。
私→控訴被告(原告)
大家→控訴原告(被告)
弁護士→控訴原告代理人

次に大家が私を反訴しました。
私→(反訴)被告
大家→(反訴)原告
弁護士→(反訴原告)代理人

で、私は附帯控訴しました。
私→附帯控訴原告
大家→附帯控訴被告
弁護士→附帯控訴被告

以上が、現在の私たちの肩書きですね。

でもって、現段階で両者が何をしているかというと。

私(原告・控訴被告・反訴被告・附帯控訴原告)は、
1,大家の出した控訴状に対して答弁書を書き、
2,証人申請のための書状を準備し、
3,大家の出した反訴状の答弁書を準備したかったけど、
 弁護士が期日ぎりぎりに出しやがったので間に合わず、
4,攻撃は最大の防御とばかり附帯控訴をすることに
したわけです。

大家(肩書きは面倒なので略)は
1,控訴して、
2,弁護士を雇い
3,証人申請のための書状を出し、
4,反訴状をなんとか第二回期日直前に出した、
しかし、
5,控訴理由の詳細や新しい証拠などはまだ出していない
と言う段階です。

で、これからどうなるかというと、
第二回弁論では、
大家側が、いくら何でも控訴理由の詳細と新証拠を明らかにしてくるだろうということと、第三回以降の証人尋問のスケジュールなどを決める、という実務的打ち合わせが行われることになっている訳であります。

うーん。
簡裁の頃と比べると確かに複雑になっている気もしますね。
ただ、まとめてみれば所詮この程度のこと、わざわざ弁護士雇う必要もないことはわかるのではないでしょうか。
書類の数は増えましたが、前回までの連載をみてもらえれば、中学3年生程度の学力で十分まとめられる内容だったり、相手方の出した書類を一部書き換えればそのまま使える書式だけが大切なものだったり。

でも、「これ以上書類が増えるの?」とお思いの皆様には朗報です。
前から言ってる反訴状の答弁書を出す以外にはもうありません。
後は何が待っているか?
さあお待ちかねの(誰が?)、法廷サスペンス、丁々発止の法廷シーンですよん!

でもその前に第二回弁論がありますので、少々お待ちを。

(続く)